ホンダの隠れた名車アコードユーロR。
街中でもなかなか見かけないレア車です。
AE86やRX-7の方がよっぽど見かけます。
そんなマイナーなレア車をなぜ購入したのか、
10年所有してみた感想を今アコードユーロRを
購入したい、気になっているという人に向けて
ご紹介します。
- アコードユーロR(CL1)の魅力
- 10年所有した感想
- CL1がおすすめな人
他に購入を迷った車種
まずアコードユーロR(CL1)の他に迷った車種を
ご紹介することで私がどんな車を求めていたかお伝えします。
他に迷った車種は、
スカイラインER34、アルテッツァ、レガシィ
すべてスポーツセダンです。


※ER34はNA、レガシィがターボなのは
当時の中古車市場相場と予算の関係です。
候補はどれもスポーツセダンでした。
バリバリのスポーツカーはいかにも過ぎて嫌、
でも普通のファミリーカーには乗りたくない。
羊の皮を被った狼的な車に憧れていました。
また、スポーツ走行だけに特化するよりも
スポーツ走行や街乗り・普段使いも
何でも卒なくこなせる万能タイプなのも
プラス評価でした。
余談ですが野球選手も万能タイプが好きです。
打撃に特化したホームランバッターよりも
複数ポジションを守れてバントも長打もできる
ユーティリティプレイヤーが好きです。
CL1を選んだ理由
理由は3つあります。
①VTECに乗りたかった
②見た目が好みだった
③NA VTECは今後乗れなくなるかもしれない
①特殊なエンジンの車に乗ってみたい
車を買うなら普通の車は嫌だ、
何か特別なこだわりが詰まった車が欲しい、
そう思っていました。
そこでVTECです。
5000回転あたりからハイカムに
切り替わる動画を何度も視聴しました。
甲高い音に加えて加速感を体感したくなりました。
他の候補だったレガシィのボクサーエンジンも
かなり惹かれましたが、
高回転まで気持ちよく回すエンジンを
体感してみたくてVTEC搭載車にしました。
②見た目が好みだった

なんだかんだこれが一番大事だと思います。
今時の車にはない直線基調の角張ったデザインが最高です。
子供の頃からフロントノーズとトランクが長い
セダンスタイルが好きでした。
The 車ってイメージです。
CL1のベースになる6代目アコードは
1997年発売で当時は丸みが少ないデザインが
流行っていました。
デザイン面ではER34もかなり好みでした。
私が車を購入した頃はER34もまだ安く
NAなら150万円前後だったと記憶しています。
(ターボは200万円を軽く超えており断念…)
予算内であり、かなり有力候補でした。
③NA VTECは今後乗れなくなるかもしれない

最後の決め手は
NA VTECに乗れる時に乗っておきたい!
FRやターボは今後も開発されるはず!
“NA VTECはシビックFD2・FN2で最後“、
“今後はVTECターボ“と車雑誌でスクープ
されておりとても残念に思っていました…
自動車レース最高峰のF1では
常に最新技術が研究されます。
F1を見れば今後の自動車開発の傾向も
何となく想像できます。
F1はハイブリッドターボエンジンに
2014年からなりました。
ハイブリッド×ダウンサイジングターボの
組合せです。
市販車は今後こういったエンジンになると
考えた時にNA VTECの時代はもう来ないと
判断しCL1を選びました。
実際に10年所有してみた感想
万能なユーティリティプレイヤー
想像通り、走りも実用性も高レベルで
両立した車でした。
VTECは5400回転からハイカムに切り替わり
VTECサウンドと、ターボのような中間加速は
圧倒的な高揚感です。ついついアクセルを踏み込んでしまいます。
回転数が増すごとにパワーが出る感覚は
最近のダウンサイジングターボでは
到底味わえません。
4輪ダブルィッシュボーンのサスペンションも
しなやかで少し固めな足回りは路面を確実に捉え、
それでいて乗り心地も悪くないです。
タイプRやバリバリのスポーツカーのような
足回りが硬すぎて乗り心地が悪いということは
ありません。
大人5人が乗車でき、後席も余裕があります。
トランクはセダンの中でも広い方と感じます。
トランク内に純正タイヤ4本を積んだ経験もあります。
運転が楽しい!特に長距離ドライブ!
ただの通勤や買い物が
移動からドライブに変わりました。
排気量が2.2Lあるので街中のノロノロした
低速でも3~4速で走れます。
スポーツカーはハンドルの遊びが少ないので
高速道路では左右にふらつかないよう注意が必要です。
しかしCL1は走りに尖った設定でないので
高速道路でもゆったりと走ることができます。
また、ドライビングポジションも運転しやすいです。
掘りごたつのように足を伸ばして座れるので
疲れにくいです。
RECAROシートも腰痛対策になります。
峠道ではしっかりと体を支えてくれるので
遠心力で体がぶれずに運転できます。
まとめ:CL1がおすすめな人
- 特別な個性を持った車に乗りたい人
- 今後発売されない可能性が高い
NA VTECに乗りたい人 - 走りも実用性も求める人
FRやターボは今後も発売されるでしょう。
今しか乗れない車に乗るのがおすすめです。
レガシィのボクサーエンジンEJ20も
2020年に生産終了しているので
その点ではアリだと思います。
一方で走りを追求した車が欲しい人には
おすすめできません。
ユーロRはタイプRとはまったく別の方向性で
開発されたグレードです。
タイプRの廉価版ではありません。
走りと実用性を兼ね備えた車は
現行車ではなかなかありません。
このコンセプトを求める人には
アコードユーロR(CL1)は最高におすすめです。
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